
情報セキュリティマネジメントという仕事はどんな資格?
ご家庭でもインターネットが利用されるようになり、ネットショッピングもそうですし、勉強についてもネットを通じて行うなど、現代はITを利用する機会が非常に多くなっています。
生活の中にITがある事で非常に便利になった一方で、インターネットを利用するからこそ、気を付けなければならないこと、またサイバー攻撃など、しておきたい知識が多くなっています。
自分のところは大丈夫と思っていたら、クレジットカードの情報が盗まれたなんていう被害もありますし、パソコンにウイルスを感染させられデータが全くダメになってしまったという話も他人ごとではありません。
こうした脅威は家庭にもある事だと理解し、十分利用の際には気を付けなければならないのです。
家庭に対してこうしたことが起るという事は、企業、組織に対するサイバー攻撃など、より被害が多く報告されていますし、サイバー攻撃の手口も巧妙になり、サイバー攻撃を防ぐ手段と追いかけっこ状態となっています。
こうした時情報セキュリティに強い人材が欲しくなりますが、国内では情報セキュリティに強い人材が少ない状況で、需要に対して供給が全く間に合っていない状態です。
こうしたことを踏まえて情報セキュリティマネジメントの試験は注目されています。
機密を守りITを安全に運用する専門家が必要
企業の大切な情報を守るため、その知識や技術を持っている情報セキュリティマネジメント認定試験は、情報セキュリティに対するスキルを持っているということの証明となる試験としてこれからIT系に就職される方、またこうしたセキュリティ部門で働く方が注目し、試験に挑戦しています。
この情報セキュリティマネジメントの試験では、責任者として働く際に必要なリスク管理を行う能力を測定します。
また、トラブルとなった場合でも、被害を最小限に食い止めるための手段を即時、実行できる能力の見定めを行うのが特徴です。
そして、強固な情報セキュリティを確保し、安全にITを利用出来る環境をつくるなど、情報セキュリティについての基本的なスキルを認定するものになっています。
情報セキュリティマネジメントの受験をお勧めしたい方
個人情報を扱う方、業務の中で情報管理を行う方、外部委託先に情報セキュリティの表か、確認を行う権限を持っている方、Iパス合格からそれ以上のスキルをもってスキルアップしていきたい方、情報セキュリティについて個人でも内容を身に着けたいという方などです。
これから情報管理などに配属される可能性がある方、またIT企業への就職について、この情報セキュリティマネジメントを持っているという事は有利になる可能性があるため、試験対策をしっかり行う事が必要です。
試験概要は?
午前、午後に分けて試験が行われます。
午前は情報セキュリティの考え方、管理の実践模範、各種対策や関連法規など、基礎知識を試験します。
午後の試験は情報資産管理やリスクアセスメント、委託先管理、情報セキュリティについての教育など実践力を確認する試験です。
試験時間は午前午後共に90分、多肢選択式の出題形式です。
午前は50問、午後は3問、基準点は午前が100点満点中60点、午後も同じです。
試験は例年、春、秋の2回、4月と10月に行われています。