ITストラテジスト

ITストラテジストとはどのような試験?

STと呼ばれるITストラテジストは、経営、ITに精通していることを認定する試験ともいわれており、ITを高度に活用し事業革新や業務改革安堵を考慮できる、また知品サービスの創出の企画、推進など行うCIO、ITコンサルタントになりたいと考えている方にオススメの試験といわれています。

ITストラテジストというのは、情報技術を活用し、事業革新や改革等行う際、またサービス開発について企画や推進を支援するという業務について、責任者的な存在でプロジェクトを引っ張っていく人材となります。
そこで必要となるのが、経営戦略の実現に向けて情報処理技術等を活用した事業戦略の裁定が出来る事、またその結果を評価できる実力を持っていることが必要です。

情報処理、経営について深い知識が必要になりますし、事業、業務などについて経営戦略の基礎的知識を持っていることが大切です。

ITストラテジストの試験で行われること

ITストラテジストの試験は年1回のみ、秋に行われます。
例年10月の第三日曜日に実施されています。

試験は午前Ⅰ、Ⅱ試験、午後Ⅰ、Ⅱ試験となっており、午前のⅠ試験は50分で多肢選択式、四肢択一、共通問題です。
午前Ⅱ試験は40分で行われ、多肢選択式、四肢択一方式で行われます。

午後Ⅰ試験は90分間で記述式、午後Ⅱ試験は120分で論述式です。
いずれも高い能力、知識が必要な試験となりますが、午後の記述式、論述式が最も難しいといわれています。
合格率については、平均して15%前後という事なのでなかなか難しい試験です。

午後Ⅰ試験の出題数は30問で解答も30問、Ⅱ試験は出題25問で解答25問、午後Ⅰ試験は出題4問で解答2問、Ⅱ試験は出題3問で解答1問です。
午前午後とも、試験は各100点満点中それぞれ60点取得する事、午後Ⅱの試験については配点なし、ランクAが必要です。
論述式はランクによる評価となりますので、配点割合はありません。

案内書・願書の配布は例年7月上旬から行われており、願書の受け付けは8月中旬で終了します。
この試験についても、年1回しか行われない地試験となりますので、情報処理センターの試験について情報をしっかりつかんでおくこと、もれなく申込みできるように準備しておくことが大切です。

申込みは個人の場合、郵送とネットがありますが、ネットの場合、電子メールアドレスが受験者本人のものなら申込みできます。
郵送は受験手数料と共に提出が必要となるので、要項をきちんと確認の上申し込みを行いましょう。

試験については経営の知識なども必要となりかなり深く難しい試験となります。
ただ知識を持っているだけでは対応できないという事もありますので、応用力が発揮できるくらいの知識をもって試験に挑みましょう。